「これ、素敵ですね」
店員さんに勧められた服を持って、試着室に入った50代の女性。
色も形も好みで、着て出かける自分の姿まで想像していました。
ところが、鏡の前に立った瞬間、目に入ったのは服ではありませんでした。
目立つ下腹、丸くなった背中、以前より厚く見える腰まわり。
服のサイズは入っているのに、思っていたシルエットとは違って見えました。
「もう少し痩せてから買います」
そう言って服を棚に戻し、結局いつもの体型を隠せる服だけを買って帰ったそうです。
本当につらかったのは、服が似合わなかったことではありません。
好きなものを選ぶ前に、「今の自分が着ても大丈夫か」と考えるようになったことでした。
体重だけを減らせば変わると思っていた
それから食事を減らし、夕食を抜く日も増えました。
体重は少し減っても、下腹や背中の印象はなかなか変わりません。
頑張っているのに鏡の中の姿が変わらないと、だんだん自分を責めるようになります。
しかし、服のシルエットを左右するのは体重だけではありません。
姿勢が崩れて骨盤が安定しなくなると、お腹が前へ出やすくなります。背中が丸くなれば、首や肩が前に出て、実際の体重以上に体が厚く見えることもあります。
さらに、体を支えるインナーマッスルが働きにくい状態では、歩いても立っても太ももの前側や腰ばかりを使ってしまいます。
必要だったのは、さらに食事を減らすことではありませんでした。
もう一度、自分の体を正しく支えられる状態に戻すことでした。
3ヶ月後、体重は9kg減りました。
ただ、ご本人が一番喜んだのは数字ではありません。
「前に諦めたような服を、今度は自分から試着できました」
体重が減る途中には、数字がほとんど動かない時期もありました。
それでも皮下脂肪は全身から少しずつ減っていき、姿勢やむくみが変わることで、ウエストや背中の見た目は先に変化していました。
毎朝の体重だけを見ていたら、途中で諦めていたかもしれません。
でも、ズボンに余裕ができたこと、横から見たお腹が薄くなったこと、長く歩いても腰がつらくなりにくくなったこと。
小さな変化を一つずつ確認したことで、3ヶ月を続けられました。
好きな服は、痩せた人だけが着てよいものではありません。
けれど、体型を理由に自分の楽しみまで諦めるようになっているなら、体重だけではなく、姿勢や筋肉の使い方も見直してみてください。
ダイエットは、自分を責めるために行うものではありません。
もう一度、着たい服を自分で選べるようになるための時間でもあります。
たけ整骨院では、福津市、宗像市、古賀市を中心に、宮若市、新宮町、福岡市東区、北九州市、遠賀方面からも、下腹や姿勢、体型のお悩みをご相談いただいています。
食事だけに偏らず、睡眠、姿勢、骨盤、インナーマッスルの状態を確認しながら、3ヶ月間の体づくりをサポートしています。
結果や変化の現れ方には個人差がありますが、「もう好きな服は着られない」と決める前に、今の体が変わりにくくなっている理由を一緒に見つけていきましょう。



















