駅の階段を上っている途中、急に足が重くなった。
後ろから人が来ていることに気づき、邪魔にならないよう端へ寄る。
息を整えるために立ち止まったことを知られたくなくて、スマートフォンを確認するふりをした。
本当は、何も見ていない。
ただ、以前は止まらずに上れていた階段が、今日はとても長く感じただけ。
上り切ったときの息苦しさよりも、「私はこんなに動けなくなっていたんだ」と気づいたことの方がつらかった。
体重よりショックだったこと
体重が増えていることは分かっていた。
服が少しきつくなったことも、鏡に映る体型が変わったことも気づいていた。
それでも、まだ普通に動けると思っていた。
だから、階段の途中で足が止まった自分を受け入れられなかった。
「歳だから仕方ない」
「運動していないから当然」
「もっと痩せておけばよかった」
頭の中では、自分を責める言葉ばかりが浮かんでくる。
でも、そこで自分を責め続けても、階段が楽になるわけではありません。
失ったのは体力だけではない
階段がつらくなると、少しずつ行動も変わります。
駅ではエスカレーターを探す。
買い物では入口に近い場所へ車を止める。
旅行へ誘われても、たくさん歩くと聞くと迷ってしまう。
家族や友人に「先に行って」と言うことが増える。
できないことが一つ増えるたびに、外へ出る自信まで小さくなっていきます。
本当につらいのは、階段そのものではありません。
行きたい場所を、体への不安で諦めるようになることです。
「痩せなければ」だけでは続かない
階段で立ち止まった日の夜、急に食事を減らそうとする方もいます。
明日から走ろう。夕食のご飯を抜こう。甘いものを全部やめよう。
でも、焦って始めた方法は、体と気持ちの負担になりやすいものです。
目指したいのは、体重計の数字だけを減らすことではありません。
階段を上る。
長く歩く。
旅行へ行く。
買い物を楽しむ。
そのような日常を続けられる体をつくることです。
もう一度動ける体は、今日からつくれる
最初から階段を何往復もする必要はありません。
まずは、今の体がどのように立ち、歩いているかを確認してみましょう。
歩幅が小さくなっていないか。
腰を反らせて立っていないか。
前ももばかりに力が入っていないか。
呼吸を止めて階段を上っていないか。
体を支える赤筋が硬くなり、伸び縮みしにくくなると、日常動作でインナーマッスルを使いにくくなることがあります。
たけ整骨院では、強い負荷で筋肉を固めるのではなく、ストレッチによって赤筋の柔軟性を高め、本来の働きを引き出すことを大切にしています。
体重より先に戻ってくるもの
体づくりを始めても、すぐに体重が減るとは限りません。
それでも、先に変わるものがあります。
立ち上がるときに手をつかなくなる。
歩幅が少し広がる。
前より長く歩ける。
階段の途中で止まる回数が減る。
外出の予定を断らなくなる。
体重計には映らなくても、「またできた」という感覚は戻ってきます。
その小さな自信が、次の一歩につながります。
たけ整骨院が目指すダイエット
たけ整骨院では、体重を減らすことだけをゴールにしていません。
姿勢、骨盤、赤筋の柔軟性、呼吸、睡眠、食生活を確認しながら、動きやすい体づくりをサポートします。
好きな服を着ることも大切。
健康診断の数字を意識することも大切。
そして、10年後も自分の足で行きたい場所へ行けることも、ダイエットを始める大切な理由です。
福津市・宗像市・古賀市を中心に、宮若市・新宮町・福岡市東区・北九州市・遠賀町方面からもご相談いただいています。
階段の途中で立ち止まった自分を、責めなくて大丈夫です。
その日は、動けなくなった日ではありません。
これからの体を大切にしようと気づいた日です。
次に同じ階段を上るとき、今日より一段でも軽く感じられるように。
体重を減らすためだけではなく、もう一度、自分の足で進むための体づくりを始めてみませんか。
急に強い息切れが出た場合や、胸の痛み、圧迫感、激しい動悸などを伴う場合は、運動をせず医療機関へご相談ください。



















