こんな経験はありませんか?
スマホを長時間触っていたら手首がズキズキしてきた。パソコン作業が続いたら親指の付け根が腫れてきた。湿布を貼ってしばらく安静にしたけれど、また繰り返す……。
「腱鞘炎は使いすぎが原因」とよく言われますが、実はそれだけではありません。同じ作業量をこなしているのに、腱鞘炎になりやすい人となりにくい人がいるのはなぜでしょうか。その答えが、**「首の歪み」と「コラーゲン生成の低下」**にあります。
腱鞘炎とは何か
腱鞘炎とは、腱(筋肉と骨をつなぐひも状の組織)を包む「腱鞘」と呼ばれるトンネル状の組織が炎症を起こした状態です。指の曲げ伸ばしや手首の回転時に痛みや引っかかりが生じ、ひどくなると安静時にもズキズキした痛みが続きます。
主な発症部位はドケルバン病(親指側の手首)、ばね指(指の付け根)などですが、いずれも「腱と腱鞘のこすれ」が根本にあります。
見落とされがちな原因① 首からの「痛みの飛び火」
手首や指の痛みなのに、なぜ首が関係するのか。疑問に感じる方も多いと思います。
首(頸椎)からは、腕・手・指に向かう神経が束になって走り出しています。この神経の束を**腕神経叢(わんしんけいそう)**と呼びます。
頸椎が歪んだり、首まわりの筋肉が慢性的に緊張したりすると、この腕神経叢が圧迫・牽引されます。すると神経の伝達が乱れ、手や指の筋肉に余分な緊張が生まれます。必要以上に筋肉が張ったままになると腱への負荷が増し、わずかな使いすぎでも腱鞘炎が起きやすくなるのです。
また、首の歪みは血流の悪化も招きます。血流が滞ると炎症を起こした組織への酸素・栄養の供給が減り、回復が遅くなります。「同じように安静にしているのに自分だけ治りが遅い」と感じる場合、首の状態が影響している可能性があります。
さらに、首の問題が続くと自律神経のバランスも乱れます。自律神経が乱れると末梢の血管が収縮しやすくなり、手先が冷えて炎症が長引く悪循環に陥ります。
見落とされがちな原因② コラーゲン生成の低下
腱鞘炎のもうひとつの隠れた原因が、コラーゲン不足です。
腱も腱鞘も、その主成分はコラーゲン繊維です。コラーゲンは組織に弾力と強度を与え、摩擦や衝撃を吸収するクッションの役割を果たします。
しかし、コラーゲンを生成する力は加齢とともに著しく低下します。20代をピークに、40代以降は生成量が急速に減ると言われています。
コラーゲンが少なくなると腱や腱鞘がもろくなり、同じ負荷でも傷みやすくなります。また、一度傷ついた組織の修復も遅くなるため、「安静にしていたのにまた再発した」という方の多くは、このコラーゲン生成の低下が背景にあると考えられます。
コラーゲン生成を助けるのはビタミンCです。日頃からビタミンCを意識して摂取することが、腱鞘炎の予防・回復の助けになります。また、過度なダイエットや睡眠不足、慢性的なストレスもコラーゲン生成を妨げるため、生活習慣全体を見直すことが大切です。
手首だけをケアしても繰り返す理由
これまでの内容をまとめると、腱鞘炎が繰り返す方には次の共通点があります。
• 首の歪みにより、腕や手の神経・筋肉に余計な緊張が生じている
• 首まわりの血流障害や自律神経の乱れで、回復力が低下している
• コラーゲン生成が落ちており、腱・腱鞘の修復が追いつかない
手首だけに湿布を貼って安静にするケアは、あくまで「火を消す」応急処置です。「なぜ火がつくのか」という根本の原因——首の状態と全身のコンディション——にアプローチしなければ、同じことが繰り返されます。
整骨院でできるアプローチ
当院では、腱鞘炎に対して手首や指だけでなく、頸椎・骨盤を含めた体全体の歪みを確認したうえで施術を行います。
首の歪みを整えることで神経への余分な圧迫を解放し、血流と自律神経のバランスを回復させます。また、水素吸入療法を組み合わせることで体内の酸化ストレスを軽減し、組織の回復を促します。
「腱鞘炎を根本から改善したい」「繰り返すのをもう止めたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
たけ整骨院
福岡市県 福津・宗像・古賀エリア
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